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中古戸建て購入後のリフォーム費用はどれくらい?予算や内訳のポイントもわかりやすく紹介

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うるしはら なおや

筆者 うるしはら なおや

不動産キャリア12年

一生に一度の住宅購入を、誠心誠意お手伝いさせていただきます!
それぞれのご事情をしっかり伺ったうえでお客様にとって最適な物件をご紹介できるよう、できる限り努力を致します。
前職では新築建売・注文住宅購入で住宅ローンが難しい案件をいくつも担当した経験があるため、一度住宅ローンで挫折してしまったお客様も再度私にご相談いただければ、お家を買う方法を精一杯お探しいたします!


中古戸建ての購入を考えているものの、「リフォームにどれくらいの費用がかかるのだろう?」と不安や疑問を抱いていませんか。内装の一新や水まわりの交換、さらにはフルリノベーションまで選択肢はさまざまです。築年数や広さによっても費用は大きく異なるため、事前に全体像を正しく知っておくことが大切です。この記事では、リフォーム費用の相場や内訳、費用を抑えるポイントや賢い資金計画まで、分かりやすく詳しく解説します。これから中古戸建てをご検討のご夫婦に役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

中古戸建てのリフォーム費用の全体像を把握する

中古戸建てをリフォームする際、まず把握したいのは「部分的な工事」と「全面的・フルリノベーション」の大まかな費用相場です。 部分リフォーム、たとえば水まわりのみや内装の一部などは、概ね50万円から300万円程度で行うことが一般的です。加えて、内装と水まわりを包括した規模の改修で500万円から800万円程度かかるケースもあります 。 一方、建物全体の間取り変更を含むフルリノベーションでは、800万円から1,500万円といった価格帯が中心であり、規模や内容によっては2,000万円前後に及ぶこともあります 。

また、物件の広さによっても費用は変動します。たとえば30坪(約100㎡)の戸建ての場合、フルリノベーションで1,000万円から2,200万円程度を見込む必要があります。坪数や㎡数が増えるほど、工事内容や耐震補強・断熱性能の向上などの追加要素で費用が上がる傾向にあります 。 さらに、2026年の相場としては、50㎡〜100㎡の中古戸建てリノベーション費用は、概ね500万円〜2,200万円程度が目安となっています。住まいの広さに応じて工期も1.5か月から3.5か月以上と幅があります 。

築年数や面積といった条件により費用はさらに変動します。築年数10年〜15年の住宅では、水まわりの小規模修繕や外壁・屋根の塗装など50万円〜300万円程度のメンテナンスで対応可能な場合もあります 。 一方、築20年以上になると、水まわり設備の交換や内外装の全面補修などが増え、300万円〜800万円程度と規模が拡大します 。 さらに築30年以上の物件では、配管の更新や間取り変更、耐震・断熱改修といった大規模リノベが必要となり、費用が500万円〜1,500万円程度に達するケースもあります 。

下表に、部分リフォームとフルリノベーション、それに関連する要因を整理しました。

リフォームの種類費用の目安主な影響要因
部分リフォーム
(内装・水まわり一部)
50万~300万円工事範囲、築年数、設備グレード
内装+水まわり全面改修500万~800万円施工内容、広さ、設備・建材仕様
フルリノベーション
(間取り+全体改修)
800万~2,200万円以上築年数、構造補修、耐震・断熱対策

このように、中古戸建てのリフォーム費用は、工事内容だけでなく築年数・面積・設備グレード・構造補強の有無など複数の条件によって幅広く変動します。まずはご自身の物件の規模と築年数を踏まえた上で、ご希望の工事内容に応じた費用の目安を整理することが大切です。

費用を構成する項目を詳しく理解する

中古戸建てリフォームの費用は、主に「工事に直接関わる費用(工事費)」と「工事以外にかかる諸費用」に分かれます。例えば、工事費が総額の70~80%、諸費用が20~30%程度といった目安がありますので、見積もりの内訳をしっかり確認することが重要です。たいへん理解しやすい構造となります。

項目内容目安
工事費材料費・施工費総額の70~80%
諸費用現場管理費、設計料、廃材処分費など総額の20~30%
追加工事耐震補強・断熱・配管更新などケースにより変動

また、構成項目としては以下のようなものがあります:

・解体・撤去工事:既存の内装や設備を取り壊すための費用。50~150万円ほどの目安とされています。 ・設計・管理費:プラン作成や工事管理に係る費用で、総額の10~15%前後を占めるケースがよく見られます。 ・電気・配管工事:給排水・電気・ガスの配管更新にかかる費用は、おおよそ50万~150万円程度になることが多いです。

さらに、耐震補強や断熱対策といった安全性や快適性を高める追加工事は、リフォーム総額に大きく影響する要素です。たとえば、耐震補強には25~200万円、断熱リフォームには20~120万円ほどかかることが一般的です。特に築古の住宅ではこれらの工事が必須となる場合もあり、事前の調査や見積もり確認が不可欠です。

見積もりを比較するときは、「内訳の明確さ」「追加工事の可能性への対応」「設計・管理費の割合」などを複数社でしっかり確認し、透明性のある施工パートナーを選ぶことが、無駄を防ぎ、費用を抑える鍵となります。

補助金・ローンなどを活用して負担を軽減する方法

中古戸建てのリフォームを検討されているご夫婦にとって、費用の負担を軽くするには、国や自治体の補助制度と、一体型ローンの活用がポイントです。以下に代表的な制度とその特徴をご紹介します。

制度・仕組み 内容 ポイント
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 高性能な断熱材や窓・ドア、換気設備などを導入するリフォームに対し、費用の1/3以内、戸建てでは最大120万円/戸の補助 断熱・省エネ効果を高めつつ、まとまった支援が受けられます
長期優良住宅化リフォーム推進事業 住宅の性能を向上させるリフォームで、一定以上の効果が認められる場合、最大160万円/戸(長期優良認定あり)を補助 品質向上を見据えた計画的なリフォームに最適です
リフォーム一体型住宅ローン 中古住宅購入とリフォーム費用を一括で借り入れ可能。金利は住宅ローンと同程度(年0.5~1%台) 借入先が限定される点や、抵当権が付く点などは注意が必要です

まず、既存住宅を断熱改修する際に利用できる「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」は、高性能建材や窓・玄関ドア、換気設備、蓄電・蓄熱設備などを用いたリフォームに、補助対象経費の3分の1以内、戸建てでは最大120万円の助成が受けられます。さらに、建物の断熱性能向上を図るリフォームでは特に活用価値が高い制度です。

次に「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、住宅の性能向上が認められる場合に、認定の有無で補助額が変わります。認定を受ければ最大160万円/戸(非認定でも最大80万円/戸)が補助されます。耐震性・断熱性といった将来的な価値を見据えたリフォームに適しています。

ローンに関しては、「リフォーム一体型住宅ローン」が有力です。中古住宅購入とリフォーム費用を一括して借りられ、金利は住宅ローンと同等の年0.5〜1%台と、一般的なリフォームローン(年2〜5%)よりはるかに低く抑えられます。特にみずほ銀行では、借入期間は最長35年、リフォーム費用も分割実行できるなど柔軟な対応が可能です。

ただし、一体型ローンには注意点もあります。抵当権の設定が必要であり、審査が住宅ローンに準じて厳しくなること、また取り扱う金融機関が少ないことなど、事前に確認が欠かせません。

最後に、さまざまな補助制度やローンを確実に活用するには、制度ごとに申請の順序やタイミング、要件が異なるため、事前に最新の公募要領や自治体の案内をしっかり確認する必要があります。特に国の大型補助は先着順で枠が消化されることが多く、早めの準備が重要です。

リフォーム検討中のご夫婦が次にすべき具体的な行動

中古戸建てのご購入やリフォームをお考えのご夫婦にとって、まず何をすればよいか迷うこともありますよね。ここでは、具体的に安心して次のステップへ進むために必要な行動を、わかりやすくご紹介いたします。

行動 目的 ポイント
現地調査やインスペクションを依頼 物件の劣化や見えづらい状態を専門家に確認 耐震・雨漏り・配管など注意すべき箇所を明確に
複数の見積もりの取得・比較 リフォーム費用の相場を把握し、提案の適正を判断 内容・費用の内訳まで詳しく確認
補助金やローンの適用可否の早期確認 ご予算の負担を軽減し、支払い計画の見通しを立てる 希望する工事が支援対象か、早めに相談する

まずは「建物状況調査(インスペクション)」を専門会社へ依頼することをおすすめします。これは建物のひび割れや雨漏りなどの劣化箇所を、資格を持つ建築士がチェックしてくれる健康診断のような役割を果たします。不具合の早期発見から、大きな支出を前もって回避できる可能性があります。また、2018年の法改正により、中古住宅の売買の際にはインスペクションの有無を仲介業者が説明する義務が生じ、信頼性が高まっています。

その次に、複数のリフォーム業者に相見積もりを依頼し、費用やプラン内容を比較しましょう。見積もりは多くの場合無料で行ってもらえますし、条件を統一して相談することで、相場感の把握や適正な提案を受けやすくなります。また、見積書には「費用一式」だけでなく、工事項目ごとの内訳が記載されているかどうか、プランがご希望に沿っているかどうかをしっかり確認することが肝心です。

さらに、国や自治体の補助金制度や、「住宅購入費とリフォーム費用をまとめて借りられる一体型ローン」などの活用可否を早めに確認することも大切です。補助制度やローンの適用可能性によって、ご予算の負担を軽減する方法があるかどうかが変わってきますので、検討段階で遠慮なくご相談ください。

まとめ

中古戸建てのリフォーム費用をきちんと理解することは、満足のいく住まいづくりへの第一歩です。部分リフォームから大規模な改修まで、希望と条件によって費用は大きく変わります。工事内容や追加項目、補助金の活用など冷静に整理しながら、無理のない計画を立てることが大切です。また、現地調査や見積もり比較をしっかり行い、将来を見据えた安心の住まいづくりを目指しましょう。ご不明点やご相談はどうぞお気軽にお声かけください。

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