前橋市の子育て支援について！概要や支援内容・子育て施設もご紹介

子育て中で前橋市への引っ越しを検討されている方は、前橋市が提供している子育て支援を把握しておくことがおすすめです。
前橋市では、幼児教育・保育の無償化や子育て施設など、子育て世帯の方にとって役立つサービスが多く提供されています。
今回は、前橋市の子育て支援の概要と支援内容、子育て施設についてご紹介します。

前橋市の子育て支援の概要

前橋市では、充実した子育て支援を提供しています。
ここでは、前橋市の子育て支援の概要を、子ども・子育て支援新制度、子育て環境、教育施設に分けてご紹介します。

子ども・子育て支援新制度

前橋市の子ども・子育て支援新制度とは、子ども・子育て関連3法にもとづく制度で、以下の点を目的としています。

●質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供
●保育の量的拡大・確保、教育・保育の質的改善
●地域の子ども・子育て支援の充実

前橋市の子ども・子育て支援事業計画は第3期目に入っており、令和11年までの5年計画とされています。
また、令和12年度からは第4期計画が策定される予定です。

子育て環境

前橋市では、幼児教育・保育の無償化や子育て施設など、子育て世帯の方にとって役立つサービスが多く提供されているのが特徴です。
地域全体で子育てを支援し、親が孤立しないための配慮がおこなわれています。
具体的な取り組みとしては、近隣住民で子どもの見守りをおこなう「子育てサポートネットワーク」や、親同士の交流ができる「親子カフェ」の設置などが挙げられます。
親と子どもが安心して過ごせる優れた環境がある前橋市は、子育て世帯の方の移転先としておすすめです。

教育施設

前橋市では、教育施設の数が充実しています。
2024年時点での主な施設数は、以下のとおりです。

●幼稚園：11園
●小学校：50校
●中学校：23校
●高等学校：12校

2024年6月時点で、前橋市の0〜14歳の子どもの人口は、全体の約11.2％に相当する36,911人です。
前橋市の充実した教育施設が、人口の約1割に上る子どもたちの教育を支えています。

▼この記事も読まれています
前橋市の住みやすさについて！交通アクセスや子育て環境もご紹介

前橋市の子育て支援内容

前橋市では、子育て中の世帯を支える子育て支援が充実しています。
具体的な子育て支援を3つご紹介します。

幼児教育・保育の無償化

幼児教育・保育の無償化とは、施設等利用給付認定を受けている方が、在籍する幼稚園や認定こども園の預かり保育を利用した場合に無償になる制度です。
対象となる子どもは、以下のとおりです。

●満3歳以後の最初の3月31日を経過した保育の必要性のあるこども
●満3歳児（新2号以外の子ども）のうち、保育の必要性があり、かつ市町村民税非課税世帯のこども

利用者の利用日数×450円が支給限度額となり、預かり保育の利用費用が支給されます。
制度を利用するためには、請求書や明細書、施設発行の証明書などの書類を持参のうえ、窓口へ持参もしくは郵送して請求をおこないます。

幼稚園型一時預かり事業

前橋市の幼稚園型一時預かり事業とは、最大で週3日程度、もしくは月14日程度の期間で利用できる制度です。
一時預かり保育は、市の各区にある保育所や認定こども園で実施されています。
具体的な一時預かりの概要は、各施設によって異なります。
一例として「前橋すくすくこども館」の一時預かり時間は、午前8時～午後7時までです。
対象年齢は、生後1歳から小学校就学前までの幼児で、当日の利用人数は原則15人まで受け入れています。
一時預かりの利用料金は、1人あたり1時間300円、1日最大2,000円です。
一時預かりエリアを補完するエリアとして「子育て支援エリア」も設けられており、子育て相談や親子向けの子育て支援イベントなども実施されています。
前橋市の幼稚園型一時預かり事業は、パートをされている方、保護者や親戚の病気の看病、少しリフレッシュしたいなどの場合に利用できる心強いサービスです。

認可外保育施設

認可外保育施設とは、市長が認可している保育所（認可保育所）以外の保育を目的とする施設を指します。
前橋市では、児童福祉法第59条の規定にもとづいて、認可外保育施設の状況把握、指導監督を実施しているため、認可外保育施設も安心して利用可能です。
前橋市では、認可外保育施設における保育士配置や、入所児童に対する健康診断を実施するための補助金を提供しています。
また、 認可外保育施設を利用する第3子以降の児童の保護者に対し、利用料の一部を補助する「こども預かりサービス利用料軽減補助金」も提供しています。
認可外保育施設の種類はさまざまで、運営、設備の異なる施設が数多くあるため、各家庭にあった施設を利用できるでしょう。

▼この記事も読まれています
前橋市にある「前橋協立病院」の概要！診療内容や基本理念もご紹介

前橋市の子育て施設

前橋市には、親子で活用できる子育て施設が多くあります。
ここでは、3つの子育て施設をご紹介します。

前橋市子育てひろば

前橋市子育てひろばは、NPO法人まえばし保育ネットワークが指定管理者として管理する施設です。
水曜日以外の毎日10時～17時まで、計8回各回50分の利用時間が設けられており、おもちゃ・遊具で遊べるスペースとなっています。
1回ごとの利用料金は100円で、平日は次の回の利用人数が満員になっていなければ、連続利用も可能です。
親子元気ルームは、0～2歳の親子が遊べるスペースです。
親子元気ルームでは「手あそび」「読み聞かせ（絵本・紙芝居）」「手袋シアター」「ペープサート」など、各回のイベントも実施されています。
親子睡眠講座や子育て相談員による子育て相談など、親にとって役立つサポートも提供されています。
プレイルームは1～12歳までを対象にしており、定員45名と比較的広々としたスペースです。
滑り台やおままごとなど、子どもたちがのびのびと遊べる遊具が多く用意されています。

元気保育園

元気保育園とは、希望する保育園に出かけて、色々な楽しいことを親子で経験する取り組みです。
母子手帳を交付された妊婦さんや、保育所に預けていない3歳までの子どもを対象としています。
保育所で登録すると登録証が発行され、子育て応援サービスを受けられるようになります。
元気保育園でのサービスの例は、以下のとおりです。

●保育士に出産や子育て相談
●抱っこ体験やおむつ替え体験
●入園している子どもと一緒に遊ぶ
●保育所の行事に参加する

保育所に入所していない子どもの親御さんでも、元気保育園を利用すれば、同じ子育て中の友だちを作ったり、子育ての情報を手に入れたりできます。

地域子育て支援センター

地域子育て支援センターとは、市内各地域の保育所及び認定こども園で、子育て家庭を支援する事業です。
具体的には、以下の取り組みをおこなっています。

●子育て親子の交流の場の提供と交流の促進
●子育て等に関する相談、援助の実施
●地域の子育て関連情報の提供
●子育て及び子育て支援に関する講習等の実施
●地域支援活動の実施

地域子育て支援センターの利用申し込みは、各施設でおこないます。
たとえば、岩上保育園では2025年度の6、7月の地域子育て支援センターの活動として、紙芝居やプール遊び、カレンダー作りなどをおこなっています。
地域子育て支援センターは、子どもや親同士の交流の場として活用することが可能です。

▼この記事も読まれています
前橋市にある「前橋市立元総社北小学校」について！概要は教育内容もご紹介

まとめ

前橋市では、子ども・子育て関連3法にもとづく「子ども・子育て支援新制度」に取り組んでいます。
具体的な子育て支援は、幼児教育・保育の無償化や幼稚園型一時預かり事業などです。
前橋市には、前橋市子育てひろばや元気保育園、地域子育て支援センターなどの子育て施設も数多く用意されています。